2024.04.15GOALZ

ホームタウン再訪: 生まれ育った場所を巡りたい

3回目のGOALZとなる藤野さまは、今回、桜が満開の中、生まれ育った地域を巡ることを希望されました。そのきっかけとなったのが、昔よく通われた東灘区にある「御影公会堂食堂」のオーナーが亡くなり、その娘さんが食堂の看板を受け継ぐという神戸新聞の記事を目にしたことでした。そのオムライスはご家族や友人たちと何度も召し上がった思い出の一品だったそうで、そこにも足を運びたいというリクエストもお受けしました。

最初に向かった場所は、藤野さまが生まれ育ったご自宅と若い頃に暮らしておられたアパート周辺です。その変貌に驚きながらも、昔のままの場所もたくさんあり、特に昔よく遊んでいたお地蔵さんがそのまま現存していたことに感無量のご様子でした。地震で倒壊したアパートの場所には新しいハイツが建っており、その場所をじっと見つめておられました。
そして次は、ご両親のお墓参りです。長年、奥さまと娘さまに任せっきりだったそうで、ずっと気になっていたそうです。
「お父ちゃん、お母ちゃん、元気にやっているから心配ないよ」とお墓に語りかけられているのを見て、この一言を伝えられないことがこんなにも大きなわだかまりにもなるのだということがわかりました。お墓参りは健康であるからこそ「いつでも行ける」と思えるのだと――。
最後は、「御影公会堂食堂」のオムライスをいただきに向かいました。しかし店は、予想以上の人気店で思ったより待たされてしまい…けれども待った分だけの絶品を感じられ、存分にその味を堪能されていたように思いました。

「もう一生来ることがないと思っていた場所を巡ることができて、本当に良かったです。最高の一日でした」と喜んでいただき、改めてGOALZの素晴らしさを感じました。また、次は同僚と通われていた立ち飲み屋周辺にも行ってみたいというご希望もお聞きしましたので、是非、実現して差し上げたいと思っています。
GOALZには大きいものも小さいものもありません。その人にとっての価値を一緒に味わいながらサポートしていけたらと思います。