2021.07.27あらたか

【hanare宝塚】ふるさとの地へ

梅雨が明ける直前の7月16日、hanare宝塚(小規模多機能型居宅介護)のS様は、ふるさとの空の下にいました。

「えらい田舎に生まれましてん!」――という独特な口調でふるさとへの愛を語るS様は、hanare宝塚のムードメーカー。そんなS様のテッパンネタは女学校時代、ご実家から徒歩で毎日片道4キロ、往復8キロを歩いて駅まで向かい、汽車と電車を乗り継ぎ登校した話です。目に浮かぶように語られるその話に、いつしかスタッフたちも引き込まれるのです。今回「感動プロジェクト」として、S様のふるさと西谷(宝塚市)を巡る旅の提案は自然な流れでした。

ふるさとに到着して車から降りると、車いすを断り、杖を指示棒にして「ここはウチのたんぼ、ここが母の実家、ここがたばこ屋で……」と、生き生きとスタッフに教えてくださいました。時折低く笑いながらお父様やお母様の思い出を語るS様の頬を、そよ風がやさしく通り過ぎます。S様が過ごされていた時代にタイムトリップしたような穏やかな空気に包まれました。