2021.08.30Toyroro

Toyroro夏祭り2021 @伊丹

わっしょい、わっしょい―。
お祭りでは馴染みのあるかけ声。この活気溢れる言葉は「和を背負う」という由来からきているとも言われています。「和の心を持って平和を担ぐ」すなわち、「皆がひとつとなり、足並みが揃ってはじめて神輿(平和)は前へ進む」のだそうです。古くから伝わる伝統文化には、今を生きるキッズたちにも感じてもらいたい想いが詰まっています。

揃いの法被に腕を通し、キッズ自身がセレクトした水引細工のねじりハチマキを頭に巻くと、急に一体感が生まれて表情も引き締まりました。室内はお祭り一色に染まって準備万端。さぁ、今年も「トイロロ夏祭り」のはじまりです!

異年齢の3グループに分かれ、各ゲームをそれぞれが回りました。今年は例年おこなっている「ヨーヨー釣り」に加え、圧縮袋に風船を敷き詰めて空気を抜いた「バルーンベッド」や「ボール投げ」「輪投げ」を楽しみました。

お神輿の土台に散りばめられた花火は、マーブリングという技法でキッズたちが制作したものです。想いのこもったキッズたちの作品が花火となり、今年のお神輿に一段と彩りを添えてくれました。

息を合わせ、そして力を合わせてお神輿を担ぐたび、内部に忍ばせた鈴の音もこだまします。折り返し地点を過ぎたキッズたちの視線の先にトイロロが見えてきました。無事に担ぎ終えた子どもたちの横顔には逞しさがみなぎっていました。