2023.03.31Toyroro

Toyroro's SDGs

この一年、朝の集まりや午後のゆったりとした時間をつかって、季節に合わせた様々な歌に親しんできました。初めは、私たち大人の歌声に耳を傾けながら、身振り手振りを交えた反応だけですが、いつしか歌やリズムを感じ取りながら、徐々に歌詞のことばも発していくようになります。さらに慣れてくると曲の前奏から口ずさむお友だちも出てくるなど、賑やかな歌声が部屋中に響き渡ります。

3月は『となりのトトロ』で有名な“さんぽ”を取り入れました。

♫ あるこう、あるこう、わたしはげんき
あるくのだいすき、どんどんいこう

高揚感のあるこの歌は、自然と心が弾むことから子どもも私たちもお気に入りの一曲です。またリズムだけではなく、子ども目線に立った親しみのあることばを使っている歌詞に、自然と笑みがこぼれます。

子どもたちは毎日の生活から多くの刺激を受け、たくさんの経験を積んでいきます。この歌詞にもあるように「坂道、トンネル、草っぱら……」ときには、「一本橋、でこぼこ砂利道……」それでも、「どんどんいこう」と呼びかけています。始めの一歩が大きな子も小さな子もいますが、歌詞の意味など気にもとめないで歌う姿は、まるで“みんな違うが、みんないい”という合言葉とのハーモニーのようでした。これからもそれぞれの異なる歩幅を大切にしながら、一人ひとりの成長に一歩ずつ向き合い続けていきます。