2023.12.06あらたか
気持ちの良い秋空の下、冬の気配を感じる季節がやってきました。
hanare伊丹(小規模多機能型居宅介護)では11月の第3週から第4週にかけて日替わりで、数名ずつの利用者さまが「笹原公園」「瑞ヶ丘公園」「緑ヶ丘公園」に分かれて、全員がお散歩に出かけました。
少し肌寒い中、持参された上着を着用し、帽子を被り準備が整ったご利用者さまから車に乗り込む表情には笑みがこぼれていました。公園に到着すると、イチョウ並木や色とりどりの葉っぱで彩られ「キレイ!」「立派やね!」と秋から冬に変わる風景を感じながら、ゆったりとした時間を過ごされました。
空を見上げながら目を閉じて風を感じたり、バッタを見つけて微笑んだり、黄金のイチョウ並木をバックにポーズを取ったり、たくさんの葉っぱを両手いっぱいに持ち満面の笑みを浮かべたりと、利用者さま一人ひとりが様々な一面を見せてくれました。中には「松茸あるんちゃうか!」と冗談を言いながら、松ぼっくりやどんぐり、顔の大きさに負けないくらい大きな葉っぱを拾い集めたりして秋を楽しむ姿も印象的でした。
室内で過ごされる時間が多い利用者さまにとって、外に出ることは四季の景色、風の香り・音や歩く感触など、五感すべてが刺激され、脳を活性化するだけではなく、運動不足を解消する助けともなります。
お散歩の写真をお渡しすると「瑞ケ丘公園、昔はよくお散歩に行っていました」「いい笑顔していますね」といった会話がご家族も一緒に飛び交いました。
これからも外に出て自然にふれあう行事を続け、利用者さまのQOLが高まることに寄与していきたいと考えています。