2021.06.30あらたか

【ARC御蔵通】「七夕」に願いを込めて

何かひとつ、願いが叶うとしたら貴方の願い事は何ですか?――
と、短冊を渡す際に一人ひとりにお尋ねしました。

「もう、この歳になったら願い事なんてないわ」
「何を書こうかな? 沢山あるな。何個書いてもいいん?」
「久しぶりに字を書くから自信がないな。上手く書けるかな?」
「何十年振りかしら、短冊に願い事を書くなんて。懐かしいね」
そんな様々な声が飛び交いました。
机に置いた短冊をじっと眺め、一生懸命考えておられる光景――。

ARC御蔵通(通所介護)では、ただ漫然と日々を過ごすのではなく、「ああ、夏が来たなぁ」「すっかり秋だなぁ」など四季の移ろいを愛でることで、毎日を味わいながら過ごしていただいています。こうした小さな取り組みにより、高齢者のQOL(人生の質)を高めることに、これからも貢献していきます。