9月になりましたが、空は秋っぽくなってきましたが、気温は…昨日、車の温度計を見て、ここはニューデリーなのかと思ったほどです。

先日、無性にカレーうどんが食べたくなり、お店で食べていると、杖をついたおばあちゃまが隣の席にひとりで来られました。

席につくなり、「てんぷらうどんを冷やでお願いします。」と慣れた感じで注文され程なくして、てんぷらうどんが運ばれました。しかし何かゴソゴソされているかと思いきや、「すみません、この胡麻はまわしたら出るんですか?」と若い店員さんに聞いたのです。

そしてその店員さんは、おばあちゃまを見ることもなく「はい、回したらでます」と答えました。

しかし、胡麻はなかなか出ません。

「お手伝いしましょうか?最近は何でもややこしいですね。ボクもさっき苦労したんです。」と言いながら、おばあちゃまのうどんに胡麻をかけたのです。するとおばあちゃまは「ハイカラなんはよくわかりません。ありがとうございます。お兄さんがしてくれはったから余計に美味しくなりました。」と…

年配の方は、できないこと、わからないことに遭遇すると次からそれを避けるので行動がどんどん縮小されていくものです。

店員さんが言うように回せば出るのですが、回せないお客さんもいるわけです。また、手助けするにしても、「あなただけでなく、私もわからなかったんですよ」と付け加えるだけで、相手の自尊心は保たれやすくなります。これは介護技術ではありません。若い店員さんはいつか学ぶのでしょうか。とにかく、おばあちゃまがこれに懲りずにこれからも外食を楽しんでもらいたいと願いました。

今週は女子プロゴルファー日本一を決める大会があります。小生はキャディーをしますが、プロの「手助け」をして参ります。