男子走高跳び-最後まで残った2人の選手は、次の高さにトライするかどうかをふたりで話し合って、トライしないことを選択した。そして、ふたりで金メダルを手にした。

「今まですべてを犠牲にしてやってきた。ここで闘うために。しかし、これ以上の闘いを続けるより、今はお互いを讃え合いたいと思ったんだ。」

今大会で最も印象的なシーンだった。



他者と競い合うスポーツもあれば、自分との闘いを極めようとする芸術の世界もある。

六本木ヒルズにも、直島にも、身近なところで言うと神戸元町にも彼女の作品がある。

「家を建てるから、玄関に啓子先生の作品を入れたいから制作してほしいねん。」「よっしゃ、ゆうちゃんは深いところから湧き出るエネルギーがあるから、そんな感じを表現しよ。」と言って作り上げてくれた。

小生の自宅玄関

作品の原画

工房にて

ガラスの配置が決まると、ガラスをハンマーで割る工程へ

ガラスは主にドイツのガラス職人が作ったガラスであり、啓子先生も長年にわたり現地でガラス制作に没頭したそうだ。

2021年4月14日 啓子先生宅にて

この写真が最後となった。

あんな話をしておけばよかった…こんなことを聞いておけばよかった…なんてことは微塵もない。これからも彼女の作品と共に暮らすことができるからだ。

たくさんのことを教えてくれだが、中でも「愛」については誰よりも教わった気がする。

先生の手が好きだった。

指先からは情熱と愛情が滴っていた。

「ゆうちゃん、がんばりよー。」そう言われる度に「妥協したらあかんよー。」と聴こえた。

先生のクレイジーはボクが引き継ぎます。

安らかにお眠りください。

アンネのバラの教会