明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い申し上げます。

元日に自宅の絵を菅原健彦氏の「紅梅」に掛け替えました。

今年の冬は暖かく救われている方もおられる一方で、絵のような雪が降らないことに涙している方もおられますね。

お正月の風物詩である箱根駅伝

今年は再び青山学院が優勝しましたが、気になることがありました。皆様もお気づきかと思いますが、それは昨年より確実に増えていました。

それはランナーのシューズです。

中長距離は底が薄いシューズが長年の主流であり、我らが神戸のasicsがそれを牽引してきたわけです。しかし、今年の箱根は違いました。

「厚底」

箱根駅伝だけでなく、昨年は世界中でこのNIKEが常識を打ち破ったわけです。あまりにも好記録が続出するので、世界陸連がNIKEの厚底を調査すると言わしめたほどです。

今やNIKEは誰もが知るトップブランドですが、創業者のフィル・ナイト…実はNIKEを創業する前はasicsの販売代理店をやっていたのです。神戸を訪れた際に、asicsのシューズに感激し、創業者である鬼塚さんに是非アメリカでasicsを広めさせて欲しい!と懇願したわけです。

そのNIKEが中長距離分野でもleaderとなった。

また年末には小生が大好きなボクサーの試合があった。

八重樫東 選手

勝っても負けても、誰よりも顔を腫らす。

打たれて弱いわけではない。三階級を制覇したgreat championだ。

ボクシングは打たれた瞬間がチャンスにもなる。

つまり、打つために打たれる。八重樫はそんなボクサーだ。だから、勝っても負けても観る者の心を打つのだ。この試合ではTKOで負けてしまったが、レフェリーは試合を止め、八重樫を立ったまま数秒間、そっと抱きしめた。

「お前はもう充分に闘ったよ!いいボクシングだったぞ。」そう聞こえてきそうだった。

NIKEや八重樫選手

トップに君臨するからこそ闘うのだ。

もはや、ライバルは他社や他者ではない。

「勝てば官軍」ではなく、「勝ち方」にこだわる。創業時からの小生の重要なテーマだ。

“カッコいい”

常に忘れてはいけない言葉だ。